長三度上(下)への転調は認識しにくい
掲題の通りです。一体何故なんだ…
概要
長三度上/下への転調って認識しにくいよな~、と思ってはみたものの、何故認識しにくいのかがはっきり不明だったので改めて調べました。
調査
「スケール内で共通する音」がキモなのではと思っていたので、転調前後の共通音数を重点的に調べた所のがこちらの表になります。
スケール内で共通する音数が最も低い転調は、それぞれ2個の短二度上下・増四度/減五度上下となっています。
実状
とはいえ、ポップミュージックじゃ短二度上下は頻発するというのは皆さん知っての通り(?)です。その上、増四度/減五度上下はほとんど出現しないというのが相まって、前者はより認識しやすく、後者は必要がない、という感じなのかなと考えています。
また調号の変化を見てもその通りで、6個変化の増四度/減五度上下、5個変化の短二度上下がそれぞれ最も変化が多く、そしてその次が長三度上下になっています。この辺りが原因で認識しにくくなっているのではないか、と結論しました。
ちなみに
異名同音を含めると面倒くさくなるので何卒触れないようにお願いします。
結論
長三度上(下)への転調は認識しにくい。
以上です。